WordPressではメディアの配置時に左右・中央などの指定が可能です。
この際にはソース上でフロートが指定されています。
公開配布されているテーマでは、フロート時の挙動はCSSでフロートに対するレイアウトが指定されているはずです。
自作テーマを作成したところ、画像が回りこまない!?
この場合はCSSで画像の回り込み関係のスタイル指定が必要です。
画像の回り込みはスタイルシートで指定
WordPressでは投稿時に画像の位置を指定することにより、imgタグに以下のclassタグが挿入されます。
- 配置指定なし→alignnone
- 左配置指定→alignleft
- 中央配置指定→aligncenter
- 右配置指定→alignright
このクラスに対して、画像に関する回り込み処理をCSSを記述します。
投稿時の位置指定による配置の違いのサンプル
CSSでの基本的な画像の回り込み(フロート)処理の例を紹介します。
配置指定なし
投稿時の画像に対する配置指定の違い。テキストはこのようにレイアウトされます。
中央配置指定
投稿時の画像に対する配置指定の違い。テキストはこのようにレイアウトされます。
左配置指定
投稿時の画像に対する配置指定の違い。テキストはこのようにレイアウトされます。
右配置指定
投稿時の画像に対する配置指定の違い。テキストはこのようにレイアウトされます。
回り込みのためのCSS記述サンプル
このように画像を配置するためには以下のようにCSSで指定します。
自作などお使いのテーマで画像がうまく回り込まないという方はstyle.cssにコピーしてみてください。(マージンなどはお好みで変更ください)
/* 画像の回り込み */
.alignnone {
padding: 4px;
margin: 0px 15px 0 15px;
}
.aligncenter {
display: block;
margin-left: auto;
margin-right: auto;
padding: 4px;
}
.alignright {
float: right;
display: inline;
padding: 4px;
margin: 0px 15px 0 15px;
}
.alignleft {
float: left;
display: inline;
padding: 4px;
margin: 0px 15px 0 15px;
}
.clear {
clear: both;
}
回り込みは解除しなければ、次の要素が入り込んでしまいます。
上記サンプルでは回り込みを解除するために.clearというクラスでclear: bothを定義しています。
フロートさせた画像の後に
上記サンプルでは回り込みを解除するために.clearというクラスでclear: bothを定義しています。
フロートさせた画像の後に
<div class="clear"></div>
というような形で追記ください。