ネットワークドライブに設定するとNASやネットワーク上のサーバ・PCをマウントしてローカルディスクのように扱うことができます。
しかし、Windows7ではネットワークドライブに設定し、資格情報(ユーザー名・パスワード)を記憶していても、起動時にマウントできない現象が見られます。
もちろん、再度認証を行えばマウントできるのですが、毎回のことで面倒です。
接続時に「資格情報を記憶する」をチェックすると、再起同時にこの資格情報でログインすると解釈できるのですが、これでもだめです。
ということでコントロールパネル→資格情報マネージャーで確認してみます。
※デフォルトでは資格情報マネージャーは表示されていませんので、アイコン表示に切り替えます。
ネットワークドライブの資格情報を見てみます。
インターネットまたはネットワークのアドレス:サーバアドレス
ユーザー名:PC名ユーザー名
パスワード:xxxx
常設:ログオンセッション
なぜか「PC名ユーザー名」という形でユーザー名の前にPC名が入っています。
これでユーザ名が異なるということで接続が拒否されるようです。
一度、既存の資格情報を削除して、あらたに正規のユーザー名で作り直すと起動時にマウントできるようになります。
インターネットまたはネットワークのアドレス:サーバアドレス
ユーザー名:ユーザー名
パスワード:xxxx
常設:エンタープライズ
ちなみにネットワークリソースの割り当て状況はコマンドプロンプトのnet useで確認できます。
※余談ですが、WindowsXP以降ではOS起動後にネットワークが利用可能になる前にユーザーの操作が可能になるため、そのタイミングでネットワークドライブにアクセスすると、接続できないという現象も見られるようです。