SiteupSystemやTieredWorksなどホームページリース商法のサイトを通常の静的HTMLに再構築する

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SiteupSystemやTieredWorksなどホームページリース商法のサイトを通常の静的HTMLに再構築する

わたしはSITEUP SYSTEMをまったく知らなかったのですが、知り合いから依頼されヘルプすることになりました。今回はこのSITEUP SYSTEMで作成したサイトを通常更新可能に再構築して、引っ越しする方法について記事にしてみたいと思います。

SITEUP SYSTEMとは

SITEUP SYSTEMはPHPで動作するオリジナルのCMSでこのツールをリースするという形態でウェブサイトを公開するようです。(現在はTieredWorksという新システムに移行しています)
この手法は「ホームページリース商法」として結構問題になっているようですね。

困っている点は?

SITEUP SYSTEM自体についての是非はここでは控えますが、実際の販売店自体がもともとウェブに疎い顧客に対して満足なサポートを行わず、潰れてしまったというパターンも多いようです。

「制作を請け負った業者自体がなくなってしまった」
「自分ではツールを使いこなせなず、更新ができない」
「クローズドのCMSのため、少々ウェブについての知識があっても対応できない」
「リース終了後も相場よりも高いレンタルサーバ代とドメイン代が延々と掛かってる」

という状況に陥っているようです。

わたしの知り合いはこれらの理由により、SITEUP SYSTEMを使わず、通常更新できるウェブサイトにして、任意のサーバに移したいという要望でした。

現在のサイトデータのバックアップ

SITEUP SYSTEMで作成したサイトは基本的にこのツールを使わなければ、変更・追加などの更新が行えません。このCMSを移転先サーバでも使用しない限り、通常のHTMLサイトのようにバックアップして移すこともできません。

もちろん、動的にコンテンツを生成するCMSですので、FTPでサーバにアクセスしても、index.htmlなどの各ページファイルはありません。このため、生成された各ページをブラウザで表示させた状態でバックアップしていくという手法を取ります。

準備編

SITEUP SYSTEMではWordPressなどのように動的にページを生成します。ページのURL(パス)は下記のようになりますので、これを通常のパス形態に変更します。

現在のURL→http://example.com/cgi-bin/example/siteup.cgi?category=2&page=1
移管後のURL→http://example.com/price.htm

上記のような形でまずはページ分のURLの変換表を作成します。

コンテンツをブラウザで保存

ページごとにブラウザで開き、生成されたコンテンツを保存します。

Mac版FireFoxでの保存

Windows版Firedox→「ファイル」→「名前を付けてページを保存」
Macintosh版Firedox→「ファイル」→「別名でページ保存」

完全を選択することで画像やCSS・JSファイルなどの各パーツもフォルダに保存することができます。
この際にはprice.htmなど先に決めたパス名で保存していきます。
(日本語や適当な名前で保存すると、下記手順のHTMLの修正作業が面倒になります)

フォルダ階層の調整

CSS・JSファイルはルートに移動、画像フォルダはImagesに名前を変更します。
サイト内のすべてのページの画像をimageフォルダにまとめます。
複数HTMLを保存した際に生じる共通ファイルは随時、上書きすればよいです。
また、画像フォルダにあるHTMLファイルは不要ですので、削除して構いません。

元のフォルダ構成

変更後のフォルダ構成

HTMLの修正

上記、フォルダ階層の調整に合わせてHTMLを修正します。
(テキストエディタなどで一括置き換えすると楽に作業が行えます)

1.内部リンクのパスの変更
前準備として動的URLを静的URLに変更してることと思いますので、サイドバーやヘッダ部の内部パスをすべて変更します。

変更前
<a href="http://example.com/cgi-bin/example/siteup.cgi?category=1&page=0">商品案内</a>
<a href="http://example.com/cgi-bin/example/siteup.cgi?category=1&page=2">料金</a>
<a href="http://example.com/cgi-bin/example/siteup.cgi?category=1&page=4">会社概要</a>
<a href="http://example.com/cgi-bin/example/siteup.cgi?category=2&page=1">サービス</a>
<a href="http://example.com/cgi-bin/example/siteup.cgi?category=3&page=2">お問い合わせ</a>

変更後
<a href="http://example.com/prodact.htm">商品案内</a>
<a href="http://example.com/price.htm">料金</a>
<a href="http://example.com/info.htm">会社概要</a>
<a href="http://example.com/service.htm">サービス</a>
<a href="http://example.com/contact.htm">お問い合わせ</a>

2.画像リンクのパスの変更
画像のフォルダ名を変更していますので、リンクパスをすべてimages/に変更する。

変更前
<img src="price_files/n03.jpg" alt="" border="0">
変更後
<img src="images/n03.jpg" alt="" border="0">

ついでにalt属性も加えておくとよいですね。

common.css&jsをルート記述に変更

変更前
<link rel="stylesheet" type="text/css" href="price_files/common.css" media="all">
<script language="javascript" type="text/javascript" src="price_files/common.js"></script>
変更後
<link rel="stylesheet" type="text/css" href="common.css" media="all">
<script language="javascript" type="text/javascript" src="common.js"></script>

3.不要タグの削除
ソース後半のGenerator情報とオリジナルのアクセス解析タグは不要ですので削除します。
(下記ソース1~8行目と15~17行目)

<script type="text/javascript" language="JavaScript">
<!–
document.write("<img src='http://example.com/cgi-bin/example/log_note.cgi?page_name=00&");
document.write(navigator.platform);
document.write("&&",document.referrer);
document.write("' width=0 height=0>");
// –>
</script>
</td>
</tr>
</table>
</td>
</tr>
</table>
<!– Generator –>
<noscript><a href="http://www.siteup-system.com" target="_blank">SITEUP SYSTEM ver1.72.03</a></noscript>
<!– Generator –>
</body>
</html>

わたしはヘッダのnoscriptタグも削除しました。

※アクセス解析はあらたにGoogle Analyticsなどを使うとよいでしょう。

新サーバへのアップロード

HTMLの編集が完了したら、階層を保ったまますべてをアップロードします。

※前提として新サーバの契約、既存のサーバの解約、および、ドメインの移管作業はあらかじめ行う必要がありますが、新サーバへのドメインの移管前の初期URLなどで表示テストを行うことをおすすめします。

リダイレクト設定

URLを変更していますので、ブックマークユーザーや検索エンジン対応のために、できれば、htaccessを使いリダイレクトします。
動的URLにはクエリ文字が含まれるため、転送設定は少々難しいですが、下記を参考に自分のサイトのパスに置き換えてください。

htaccessでの転送設定例

Options +FollowSymLinks
RewriteEngine On
RewriteCond %{QUERY_STRING} category=1&page=0$
RewriteRule ^cgi-bin/example/siteup.cgi?$ /prodact.htm? [R=301,L]
RewriteCond %{QUERY_STRING} category=1&page=2$
RewriteRule ^cgi-bin/example/siteup.cgi?$ /price.htm? [R=301,L]
RewriteCond %{QUERY_STRING} category=1&page=4$
RewriteRule ^cgi-bin/example/siteup.cgi?$ /info.htm? [R=301,L]
RewriteCond %{QUERY_STRING} category=2&page=1$
RewriteRule ^cgi-bin/example/siteup.cgi?$ /service.htm? [R=301,L]
RewriteCond %{QUERY_STRING} category=2&page=2$
RewriteRule ^cgi-bin/example/siteup.cgi?$ /contact.htm? [R=301,L]

※実はこの部分はかなり重要な作業です。検索エンジンはサイト内を旧動的URLで認識していますし、もしかしたら、サイトを訪れるユーザーもブックマークしているかもしれません。

移行時の注意点

日記と連動させていたり、問い合わせフォームやカート・予約システムなどを使用している場合は別途CGI・PHPなどのプログラムで再構築する必要がありますので、この部分は少々敷居が高いかもしれません。「とりあえず、現在のサイトを別のサーバに移して見られる状態にしたい」という用途にはなるかと思います。

これらを考えると資産であるドメインだけを残し、むしろサイト全体を再構築した方がよいとも思えますが、わたしに相談いただいた方がそうであったように「業者が潰れてしまった」という状況の方の選択肢のひとつとして参考になれば幸いです。

ちなみに今回のわたしのケースでもいずれWordPressでサイト自体を作り直しますので、暫定的な処置となります。

この記事では同じ悩みを抱えているウェブサイトオーナーが自分で移管作業できるように解説したつもりですので、不明な点がありましたら、ご質問ください。

コメント一覧

  1. gokuraku より:

    はじめまして。

    私のサイトもちょうど10年を迎え同じくサイトアップで作ったものです。

    その間に業者は潰れてしまいましたので
    更新は自分でしていましたが
    ソフトのインストールがXPまでしかできないので

    困っていたときにこちらのサイトにたどり着きました。
    ワードプレスに移行したいと思っておりますが

    PCに疎いので、移行をお願いすることは可能でしょうか?

    アドレス宛に返信くださるとうれしいです。

    よろしくお願いいたします。

  2. アズ より:

    了解しました。
    直接、メールを差し上げますので、今しばらくお待ちください。

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